パニック障害持ちが飛行機を克服して沖縄に行くためにやったこと

2013年1月にボクはパニック障害克服の旅にでかけました。

場所は沖縄。

飛行機にはパニック障害になってからは乗っていないので10年以上ぶりです。

この10年、パニック障害でできなかったことを、ひとつづ乗り越えていこうと沖縄行きを決意したのです。

そして、沖縄行きのために準備したことは、パニック障害克服のために習得したあらゆるノウハウの集大成でもありました。

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パニック障害の克服のためやったこと

パニック障害を克服した方法

写真にあるのはボクのノートです。

このノートは心と向き合い、心を見直すために、とても大切な役割を果たしています。

毎朝、日々の活動を始める前にノートを書きます。

絶対にやるべきことにしてしまうと、イヤイヤやっていたり、苦痛になったりと本末転倒なので、書きたい時に書くを基本にしています。

でも本当に変わりたい、よくなりたいという気持ちがあるのなら、自然とノートを開くはずです。

開かない時は、なぜ開きたくないかを、心に聞いてみたりします。

ではこの魔法のノートは、パニック障害の克服にどんな風に役に立つのでしょうか?

ボクがノートに書いていったことを6つのポイントにまとめてみました。

1.心を見つめる

心のひだは本来とても柔らかいものです。

ところが緊張した日々が続くと、心のひだがサワサワと動いていても、気づいてあげることができなくなります。

心がどんなことを感じているのかを、ノートに洗いざらい書き尽くすことで、心を見つめてああげましょう。

できれば朝起きてすぐに心の動きを観察するのがベストです。

起きてすぐにニュースなどを見てはいけません。

なぜなら寝起きの心は潜在意識のふたが開いているからです。

その無防備な心に、心が痛むようなニュースを流し込むなんて、潜在意識にゴミをほうり込んでいるのと同じことなのです。

さあ、ノートを開いて心と対話してみましょう。

身体が重いなあ。
怖いの?
この不安感はなに?
ああ、やっぱり飛行機は怖いよね。

ありのままに感じた感情をノートに書き綴っていきます。

そうかそうか、ボクの心はそんなことを感じていたんだね。

無視してごめんよ。

そんな風に、とにかく心に流れていることを全部ノートに書き出していきました。

すると心が何度も何度も言っていることがわかりました。

乗る前にパニックになるかもって思っちゃう。

わかっていても、しっかりとノートを書き、心との会話を記録していくことが重要です。

記録していくこと、それだけで心が楽になったりしますし、意外な気づきがあったりもします。

2.心の歪みを知る

ノートを書いていると、やっぱり不安があるんだなあとあらためて気づきました。

でもここであえて逆の質問をします。

もしかしたら、もう怖がる必要はないんじゃないのかい?

本当にパニックになるのかな?

現実のボクは、慣れた路線ならば電車に普通に乗れるようになりました。

新幹線だって乗れますし、昨夏には高速バスにもチャレンジしました。

まったく怖くなかったかといえばウソになりますが。。。でも乗り越えたことは事実。

ノートを書いていて、乗り物についての古い記憶を思い出しました。

子供の頃、ボクは乗り物が大好きだったのです。

目を離すと父親の車に勝手に乗り込んでいましたし、車に乗れば窓にしがみついて外を眺めていました。

そうそう高校生の時、従妹のお兄ちゃんに原付バイク、当時大ヒットしたパッソーラに乗せてもらい、興奮したことを思い出しました。

お尻に響くエンジンの振動の心地よさ。

腕にびりびりした振動がはしり、顔には自転車では感じられないくらいの心地よい風が流れていきます。

思い出に浸っていると、乗り物に乗る時の心地よさが、ボクの全感覚を占めてしまったのです。

すると、あ、飛行機乗りたいな。

素直にそう思えていました。

本当は乗り物が大好きだったのに、仕事や生活のストレスでパニックを起こすようになり、結果、本当の自分は乗り物が好きだったのに、嫌いであると思い込んでいました。

考え方に歪みが生じて、価値観が本来のものとは違うものになっていたのです。

3.その考えのデメリットを知る

こうなると「飛行機に乗るとパニック発作を起こす」という考え方を持っていることに意味がありません。

デメリットは大好きな乗り物に乗れない。

それだけです。

でもこの段階では「乗りたい」思いと不安な思いが交差しています。

まだ怖いという感情が、心の底からふつふつとわき出てきます。

だから徹底的に機械的にデメリットを書きだしていきます。

楽しい飛行機に乗れない
楽しい沖縄旅行に行けない
沖縄どころか宮古島やハワイにも行けない
家族を旅行に連れていけない

デミリットをどんどんと書き出していると、なんだかバカらしくなってきます。

なんでこんな不必要な思いを持っているのだろうと。

でも辛かった時には必要だったから、乗り物は嫌いだという価値観が生まれたのですね。

4.肯定してあげる

疲労やストレスで考え方が歪んでしまうまで、がんばってきた自分を優しくつつんであげましょう。

きっと今日まで、乗り物に乗れなくなった自分を、何度となく責めてきたはずです。

人生の流れの中でがんばって、悩んで、考えて。。。だけどストレスから解放されなくて心が折れてしまったのです。

頑張って、努力して、今日まで生きてきた自分を肯定してあげましょう。

がんばったね。

その一言をノートに書き込んであげます。

5.大切な人が同じ悩みを持っていたらなんと言ってあげようか?

ボクと同じ悩みを、大切な人が持っていたとしたらどうしてあげたいんだろう?

もしボクの尊敬するあの人だったら、その人になんと声をかけるのだろうか?

想像してみました。

パッソーラ気持ちいいよね
バイクのお尻に響く振動がちょー気持ちいいんだよね
2ストバイクの加速感って爽快だよ
そうそう飛行機の加速感ってバイクと似ているよね
高速バスなんかよりも飛行機の方が快適だよ
キャビンアテンダントのお姉さんとお話しできるし

なんだか段々に楽しくなってきました。

6.この考えから楽になる熱い想いを探す

海

人間には情熱というものがあります。

情熱はどんなネガティブな想いもぶち壊すくらいに強いものです。

ボクは本来乗り物は好きでした。

でもパニック障害になって乗り物に乗れなくなりました。

乗ることを想像するだけで頭から血の気が引き、下痢を起こし、目の前はぐるぐるとまわり、吐き気をもよおします。

でも本来のボクは乗り物は好きでしたし、旅というものが大好きでした。

中学生の時、たった一人で自転車に乗り、埼玉県の実家から長野県の祖母の家まで、200キロを走り切りました。

それから何度となく自転車で旅をしました。

知らない街に寝袋ひとつ持って出かけるボクの心には、コロンブスと同じ冒険家の情熱の血が流れていました。

旅はボクにとって、心の奥から熱いものを湧き出させます。

だけどパニック障害は、旅をするという情熱をすべて削ぎ落し、現実の旅行も、人生に対するチャレンジも、すべてを奪い去ったのです。

パニック障害なんかもういらない。もういやだ。

だから、旅をすることの楽しさだけを考えてみました。

冬の沖縄はどのくらい暖かいのだろうか。海の水はどのくらいの温度なのだろうか。天気は。

心の中は初めて行く沖縄に冒険を感じ始めていました。

冒険。そう思うと心の奥底から情熱の熱い想いが湧き出してきたのです。

どんな問題も心の状態次第で、苦労になるのか、楽しみになるのかが変わってしまいます。

情熱を傾けて目の前のことに没頭する。これが病を乗り越える唯一の方法なのです。

毎朝のノートは心に火をつける、情熱を傾けるものを探したり、情熱の火をつけるために欠かせないものとしてここ数年の日課になっています。

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